Q. ピノキアの誕生背景及びワールドキノの設立きっかけ

A. ピノキオの物語を子供たちに聞かせてあげていたある日、５歳の子供が私にこう言いました。『ピノキオは暇なとき、どうするの？女の子のピノキオがいてほしい』

その子はピノキオが寂しそうだと感じたみたいです。すぐにピノキオの女友達をスケッチし、ストーリーのを書いて、10巻のシリーズを完成させました。この本が、子供たちと一緒に描いたパーソナリティ童話「ピノキア」という本になりました。

想像の中でなら子供たちも鳥のように飛び立つことができ、海の中を探検できますからね。だからメッセージと教育につながるストーリーを作り出し、子供たちの考える幅が広がることを期待して、ワールドピノを設立しました。子供たちと、もう30年目の年を一緒に過ごしています。子供たちとの会話はいつも新しく、独特な性質を持っている子供たちが直接童話のモデルになったりしました。子供たちのひょんな思い付きを尊重する方なので、文字によく残しておくのですが、それが今になって、この空間を誕生させたのではないかと思います。 

 

Q. リニューアルオープンするワールドピノを教育と連携したプラットフォームへ構成する案について

A. 新しくリニューアルした「ワールドピノ」は約20個の職場体験ができるテーマパークです。職業体験にとどまらず、色々な遊びを通じて、想像をくすぐる職業の新しい発想と転換が行われます。ワールドピノは、遊びと体験の空間に分かれています。遊びの空間では、自ら友達を作って社会性を育むことができるので、主導的な社会領域を学ぶことができ、体験は経験を通じて得られる自身の蓄積だといえます。乳幼児の時の小さな経験から、隠れてある生まれつきの才能を見つけることができます。ワールドピノは、教育がベースとなっている場所です。子供たちの遊びは教育になり、教育は未来を動かせます。何を以て遊ぶかよりは、どうやって遊ぶかを考えさせる空間です。誰かに魚を釣ってもらうだけでは、魚の釣り方を学ぶことはできません。魚の釣り方を教えてあげることの方がより重要な教育です。教育に派生してより素晴らしい結果物をもたらします。一つの考えが千種類の類型を作り出し、目に見えない無形まで存在させるからです。

 

◆ イ・ソヨン代表、20代に「ハーメルンの笛吹き男」になる

イ・ソヨン代表の修飾語は一つだけではない。ピノパミリアの代表、美術心理学の博士、詩人、そして20代で若くしてソンヒ幼児学校を設立した理事長である。イ代表は、大学生の時、近所のおばさんに頼まれ、家で子供たち2人に絵を描かせるバイトをしていた。絵をかいて遊ぶのが楽しかったのか、1年が経たないうちに噂になり、イ代表の家には2人から70人の子供が集まるようになった。近所の住民にもイ代表のビルは有名なところになった。そのビルが今のソンヒ幼児私立学校になったのだ。

 

Q. ソンヒ幼児私立学校の差別化された長所とは？

A. 同年代の友達との遊びは、幼児期の時の社会性発達に大きな影響を及ぼし、頭脳発達に効果的です。幼児期の5歳~7歳の子供は想像ごっこ、役割ごっこを好みます。自分が家庭内や本から経験した生活の中のすべてを遊びで表現し、人とものを理解し、不完全だった知識を完全にしていくことで豊富な想像力を発揮します。役割ごっこを通じては、正しい生活の中での態度を自然と知るようになり、人の立場を理解し、共感できるようになります。協同ごっこを通じてお互いに意見を交わし、問題を解決することで思考力と判断力、没入力も育めます。

 

Q. 幼稚園を30年以上運営していて、一番やり甲斐のあったことと、子供たちへの願い事があるとすれば？

A. やり甲斐を感じることはすごくたくさんありますが、その中でも子供の隠されていた才能を探し、開発してあげたら、それが芽生えたときかなと思います。幼稚園で映画を撮影してみて、演技に素質があると思える子がいて、主人公をやらせてあげたのですが、その子が実際、俳優になりました。学校に入学する前であっても、その歳に合った遊びがあると思います。4~5歳には遊びを、6歳、7歳には経験を通じて子供一人一人の隠された才能を見つけることが非常に大事です。私はどんなことを上手にできて、楽しいと感じるか？いつも自分に問いかけてみるべき質問です。

 

Q. ピノパミリアの代表、ソンヒ幼児学校の理事長以外にもたくさんの活動をされていると伺いました。他にされている社会的活動についてもご紹介をお願いします。

A.「ピノブックス」出版社と非営利社団法人の文化芸術グループ「へギル」を運営しています。出版社は、子供新聞の発行と童話の制作、多様な出版方式でカスタマイズ型の図書及び教材を開発しています。特に5月に発行が始まる「キッズパンパン」は、国内で初めて試みた幼児専用新聞であり、18のキャラクター会社が社会貢献活動という形で一緒に参加しており、今年発行する予定の「クラスメイド」は、お年寄り専用の新聞を創刊する準備をしています。キッズパンパンは、発行5か月ぶりに1万部を超え、2万部への発行に向けて成長しています。 

イ・ソヨン代表は、文化と芸術を愛し、子供たちは今後世の中を率いる未来の主人公であるという信念のもと、子供たちのための楽しみと幸せな暮らしを実現するため、研究しサポートすることに励んでいる。

장선희 기자  light_hee01@naver.com