弘益大学78学番で西洋画を専攻したKIM作家は、教授の推薦で作品を披露することになった人物だ。 彼女は結婚して主婦として子供たちを育て、作品ができなくなった。 過去の作品は縁があった日本の収集家から高い評価を受けたりもした。 残念ながら縁は続かなかった。 2022年にKIM作家が脳梗塞を患うことになったためだ。 幸いにも健康を回復した現在、作品を掘り起こして寄付をしたいという。 当時、非常に集中して作ったこの作品を誰かに伝えたいという気がしたためだ。 大切にこの作品を所蔵してくれる人たちに絵が伝わることを願うという気持ちから始まった。

KIM作家は50代の時、国内に居住する外国人労働者を対象に奉仕活動をしながら有名日刊紙とインタビューをしたりもした。 新型コロナウイルス感染症の初期だった2020年には、日本現地の貧しい人々のためにマスクを直接調達し、感謝の書信を受けたりもした。 今も毎週果川（クァチョン）で行われるボランティアイベントに直接参加している。 「ボランティア活動をした後は気分がとても良くて幸せだ」という彼女は、作品に対する収益金でボランティア活動に寄付することを望んでいる。 

KIM作家は今年初め、ソウル龍山区漢南洞に「K11財団ソウル法人」を公式スタートさせたコレクターエイドリアン·チョンの話をしたりもした。 多様なアーティストたちとの作業を通じて文化的なインフラを育てているインタビュー記事を見たということだ。 何よりも作品を愛し大切にできる人だという気がしたので、我が国の魂が込められている作品がエイドリアン·チョンのようなコレクターに伝わればと明らかにした。