▲ 株）ジェヒョンバイオのチョン·ジンウク代表

大麻に大量含まれてるカンナビジオール(CBD, Cannabidiol)は、幻覚のような副作用がなく、痛みやストレス、炎症の緩和など様々な効果を持つ。特に、小児てんかん（癲癇）の症状に効くと知られている。このような理由から、世界各国では大麻のCBD成分に注目し、積極的に産業化している。実際に、アメリカでは15の州において大麻草を合法化している。

世界初の「CBD成分を大量含んだ食用ゼセミの幼虫」 CBD成分最大１０％含有
（株）ジェヒョンバイオが開発した「CBD成分を大量に含有した食用セミの幼虫」 は世界初であり、誰一人も試みることすらなかった。（株）ジェヒョンバイオは、大麻の茎と根、そして少量の脱却した種子を、光波動を用いてCBD 成分を増幅させ、食用セミの幼虫に餌として与えた。そしてこの餌を食べて育った１～3齢のセミの幼虫を分析した結果、最大10％のCBD成分を含んでいることが分かった。この数値は、韓国国内で緊急導入医薬品として輸入されているてんかん治療剤である「エピディオレックス（Epidioelex, 100ml）」に含まれているCBDの量と同じぐらいの莫大な量だ。参考として、エピディオレックスは現在、約164万ウォンの価格で輸入されている。含まれている成分の量はさておき、食物の成分を食物に転移したのではなく、動物に転移したこと自体衝撃的だ。（株）ジェヒョンバイオのチョン·ジンウク代表は「ヘンプの茎と根などをセミの幼虫に餌として供給して分析した結果、１齢の時、１％以上のCBDが検出されており、成虫になる３齢からは10％のCBD成分が検出された。飼料に含まれているたんぱく質と繊維質はセミの幼虫が吸い込んで、CBD成分は体の中にたまり続けていく」と語った。CBD成分を増幅させる光波動技術は現在、韓国の特許庁にて特許出願している。

医薬品と食品、化粧品など多様な分野で積極的に活用できると期待される
（株）ジェヒョンバイオが開発したCBD食用セミの幼虫は大麻産業に一線を画す画期的な成果だと評価されている。CBDは大麻の花と葉、種皮に集中している。しかし、そこにはTHCの成分も大量に含まれている。これは韓国の食品医薬安全庁のTHC基準をはるかに上回るため、輸入自体が禁止されている。韓国でも「安東大麻規制自特区」を中心に、大麻の栽培と研究に向けた試みはあるものの、まだTHCとCBDを抽出し、分離するための装備すら整えられていないのが現状だ。予算をはるかに上回る凄まじいコストのためだ。抽出・分離することが出来ないことから研究自体も有目無実になり、結局ヘンプシードのオイルだけが唯一のCBD食品として販売されているのが現状だ。しかし、今般開発に成功したCBD成分の食用セミの幼虫は、低コストで加工され医薬品や食品、化粧品など、様々な分野で積極的に活用できると期待が寄せられ、当社の歩みに帰趨が注目されている。

カンナビジオール成分に対する定性かつ定量分析が可能なアプリケーション
現在、世界では色んなCBD装備が使われているが、最も代表的なものが液体クロマトグラフィー（HPLC）である。韓国の場合、今のところ、 政府が認めた少数の研究所でのみHPLCは使用できない。このため、韓国の一般企業ではCBD成分を分析すること事態も非常に難しいのが現状だ。しかし、（株）ジェヒョンバイオは分光分析装置でCBD成分を完璧に分析できる技術を開発した。（株）ジェヒョンバイオのイ・ゼフン研究所長は“世界最高の分光分析装置専門メーカーの「ブルカーコリア（Korea、代表取締役 ジェラルド·アンド·ハーマン)」の協力を受けて韓国初のカンナビジオール成分の定性かつ定量分析が出来るアプリケーションを開発した」と伝えた。”（株）ジェヒョンバイオは独自に開発したアプリケーションを韓国の大麻関連企業や安東大麻規制自特区などと手を携えて積極的に活用していく計画だ。

CBD専門のブランド「麻薬のセミの幼虫」、３月中に様々な形の製品として発売予定
（株）ジェヒョンバイオは現在、忠清南道、忠清北道(牙山市、扶余郡、沃川郡)にある40,000坪の農場で大麻を栽培していて、食用セミの幼虫は13、000坪の敷地に完璧な工場施設を備えて４年前から生産してきている。食用セミの幼虫の施設としては、韓国最大規模であり、大麻栽培としては最大の単一栽培面積を誇る。これは韓国市場の需要を賄える規模だと推定される。今回の研究開発に大きく寄与したイ・ジェフン研究所長は15年間にわたって大麻を研究してきた韓国大麻産業の先駆者のような人物だ。チョン·ジンウク代表は「（株）ジェヒョンイーアンドシー」という土木建設設計会社、太陽光会社の「（株）ジェヒョンエネルギー」を営んでいる中、４年前に「農業会社法人（株）ジェヒョン」を設立し食用セミの幼虫ビジネスを展開した。
歴史において世界を変えた驚くべき発見はその大半が偶然から生まれた。ここのCBD食用セミの幼虫の開発も偶然、始まったものである。もともと知り合いだった彼らはCBDとセミの幼虫について話していたところ、たまたま食用セミの幼虫に大麻を飼料として与えたのが開発の始まりとなった。 
 その後、CBD食用セミの幼虫の開発に成功したチョン代表は、運営していたすべての会社を（株）ジェヒョンバイオに統合して、食用セミの幼虫事業に一層集中している。3月中には「麻薬セミの幼虫」というCBD専門ブランドローンチする計画だ。チョン代表は“まずは5～10%のCBDを含むセミの幼虫オイルや丸薬、調味料、砂糖、塩などの食品の開発を完了した。 これらの製品は3月中に順次、市場発売される予定だ。従来のヘンプシードオイルとは完全に違う製品になる”と言及した。 特に、ここの代表製品になるセミの幼虫の丸薬は、CBD成分の他にも様々な韓方薬を追加添加してプレミアム製品として販売される予定だ。